私が最も尊敬する人
私はSerenoをオープンさせる前は都内のイタリアンレストランで働いていました。その会社の専務 「新川義弘」が私の最も尊敬する人。新川さんとの出会いは今から6年程前になります。当時、私は建設会社が運営するドライブインのレストランチーフとして働いていましたが、虎視眈々と夢の実現を願っていました。そんな時、その新川さんのいる会社の社長が書いた本と出会い、すぐに建設会社の上司に退社することを告げるとその足でその会社の面接を受けに青山にある本社へと向かいました。そこで、初めて出会ったのが新川さんでした。最初の印象ははっきり言うと冷たいオーラを放っているような印象顔は笑ってるんですが目が笑ってない。すべて見透かしてるような目で俺を見るのです。その面接で私は、すっかり負かされました。「滝澤君は今まで何をやってきたの?」「滝澤君を当社に入れたら、どんなメリットが会社にあるの?」そのような質問だったと思いますが、面接後はすっかり途方に暮れたのを今でも覚えています。その後、私はアルバイトからという条件で入社しました。あの新川さんを見返してやるという目標を持って。その後、無事昇進して、会議などでも新川さんと顔をあわせるようになりました。結果が出せれば、素直に褒めてくれ、逆に出来ない人間はそれは酷い言われようでした。「サービスの神様」と言われているようですが、私は現場での新川さんを見たことがありません。働いていたお店と会議での取締役としての新川さんしか見ていませんので、そのサービスの真髄という部分では彼の言葉の中からしか判断できませんが、そのプロ意識の高さや目的意識、夢、自己実現、人心掌握術、人の潰し方、褒め方、など本当に計り知れないものを学ばせてもらいました。今は山口で働いているあるお客さんがその新川さんの本「愛されるサービス」という本を持ってきてくれました。はっきり言って読むことが怖かったですが、仕事が終わった後、一気に読み終えてしまいました。本の中には紛れもなく尊敬に値する新川さんの「言葉」が詰まっていました。その新川さんがグローバルダイニングを退社して、「どこにもないドリームレストランを立ち上げる」とこの4月、銀座と吉祥寺に新店をオープンさせます。HPを見たら、当時僕の働いていた店のシェフや、社内外で有名なシェフ、トップウェイターがスタッフとして働くようです。彼の夢に賛同して。当時の仲間も今では各店の店長、またはチーフとして頑張っているという話を聞くと、本当に刺激になります。そして新川さんは今でも、あの時のように尖り続けながら、走り続けている。僕もそんな人間を目指し、走り続けていこうと思います。株式会社リンクワン 常務取締役 新川義弘インタビュー元グローバルNo.2の新川義弘が独立後、初のレストランオープンへ – フードスタジアム – フードビジネス・Amazon.co.jp:愛されるサービス: 本新川 義弘1963年生まれ。株式会社リンク・ワン常務取締役。株式会社Huge代表取締役社長。1982年、福島商業高校卒業。新宿東京会館(現ダイナック)を経て、1984年に長谷川実業(現グローバルダイニング)入社。88年、取締役に就任。「グローバルのサービスの確立者」と言われ、No.2として99年東証2部上場など同社が日本の外食の代表企業へと躍進するステップに大きく貢献する。2002年の日米首脳会議の際、米国ブッシュ大統領と小泉首相を接客したことで「サービスの神様」とまで言われる。日米首脳が会食した「権八」のほか「モンスーンカフェ」など数多くの店舗運営を統括し、代官山の「タブローズ」でのレストラン経営では海外の著名人が多数訪れるほどの手腕を見せた。同時にスタッフ教育に力を入れ、独立して成功した社員は多い。2005年、同社を退職して株式会社リンク・ワン常務取締役に就任。また同子会社でレストラン運営を担う株式会社Hugeの代表取締役社長に就任。新事業構想の第一弾として“新川ブランド店”「DAZZLE」を2006年4月に銀座ミキモトビルにオープンさせる