世界でいちばん美しい景色のはなし


今日、お店に来る途中。

青い空。白い雲。新緑の山々。
とても美しい景色を眺めながらの通勤となった。

本当にいい天気。何処かへ行きたくなるなぁ
世界でいちばん美しい景色を求めて

というわけで、友人に紹介された1冊の本

「世界でいちばん美しい景色のはなし」

電子書籍(PDF)で読めるというので、早速読んでみた。
なんだか懐かしいような、忘れてしまっていたような
なんともいえない、感想をうまく言葉で言い表せない本だった。

7年前に初めてのインドへ
海外一人旅に出た時の事をこの本を読みながら、ずっと思い出していた。

ニューデリーの公園で話しかけてくれた2人の少年。
2週間ずっと一緒だったドライバーのヴィレンダーさん。
果てしなく続く1本道。
雨が降ると洪水のようになってしまう小さな村。
宝石商の怪しい男とその家族。
タージマハールで「give me money」と呟く手足のない老人。
壮大で優雅なジャイプールの街並み。

なんだかあの町が懐かしくなった。

ふとどんな人が書いたんだろう?と
著者紹介のページを見ると1974年生まれの中村しげきさんという方。
同じ年だ。

彼はいったい、どんな景色を見てきたのだろう?

世界で一番美しい景色のはなしはこちらから読む事ができます。

ホームページはコチラから

《まえがき》
ある本に、
「写真家は、ほんとうに美しい景色を見たとき、写真をとらない」
 という一節がありました。
 もちろん、すべての写真家がそうだとはかぎらないでしょうが、ただ、写真家ではない僕も、なぜだか、この意味がよくわかりました。
 というのも、僕が本当に美しい景色とでくわしたあのとき、カメラを持っていなかったのですが、たぶん持っていたとしても、シャッターをきらなかったと思うからです。景色を前にして、アタマがからっぽになっていたはずが、ふいに浮かんできたのは、母と父にかわるがわる抱きかかえられていた、幼い頃の記憶で、こんな美しい景色が存在する理由と、僕自身が存在する理由が、同じもののような気がしたからです。
 僕は、この世界に、永遠に記録されている存在だったのだとわかったのです。

≫本文へつづく

Leave a Reply